東洋医学では、病気は体全体のバランスの崩れによって生じると考え、これを整えることで治療を行います。経絡治療により全身の気の流れを調整し、体のバランスを取り戻すことで、体本来の自然治癒力を高め、病の状態を改善します。東洋医学では、痛みや辛さはないけどスッキリしない、なんとなく調子が悪い、といった病気になる前段階の状態を未病と言いますが、経絡治療では、この状態に対しても先手を打つメンテナンス(未病治)が出来ます。つまり、経絡治療には病の状態の改善と予防を行う効果があります。
施術の内容
基本施術では、気の流れを整える経絡治療で全身調整をした後、さらに痛むところ、辛いところに鍼灸をしていきます。
経絡治療では手の脈とお腹を診て、使うツボを決めます。全身調整での鍼は接触鍼と言って、体表に鍼が触れるのみで、刺さない鍼刺激のため、痛みはほとんどありません。また個別要因に応じて、刺す鍼も行っております。
お灸は台座のついた台座灸ともぐさを皮膚にあてて燃やす直接灸をしております。いずれも、熱さを感じたところで取るお灸で、熱さを我慢するようなお灸はしておりません。
患者さまに負担の少ない施術を心がけております。
施術の効果
- 痛みの緩和
- 関節可動域の改善
- 疲労の解消
- 自律神経のバランス調整
- 血液循環の促進
- 代謝の促進
- 精神の安定
症状が慢性化していると、お辛いところだけの問題ではなく、体が回復させる力が低下している場合がほとんどです。お体全体のバランスを調整し、気の巡りをよくすることにより、様々な症状の緩和や、体質の改善をし、日々の体調を整えます。
施術の流れ
初回は予診票にご記入いただき、お話を伺います。患者さまの体質を知るために、生活習慣などもお聞きします。
足は膝上まで、腕は肘までまくれる服装が理想です。当院に着替えの用意もありますので、ご安心ください。
お体の状態を診ていきます。痛むところや体の動きを確認します。東洋医学の診察では、手の脈とお腹を診ます。
基本的にはどのような症状でも全身のバランス調整をする経絡治療をします。その後、さらにお辛いところを診ていきます。
施術後はお体の状態を確認します。あなたにあった治療プランやセルフケアなどをお話します。ご質問があれば、お気軽にどうぞ。
お着替え、お会計をして終了となります。必要があれば、次回の予約を入れてください。施術後は、水分を取ってください。